ベストワークチェア対談

まずベストワークチェアについてご紹介頂けますか。
高藤
弊社はルネセイコウの前身である成興工業にて1960年代より折りたたみ椅子であるキャプテンチェアを製造しております。
キャプテンチェアは折畳み時に指を挟まないスライドレール方式と、従来にないスタイリッシュなデザインで好評を博しております。
キャプテンチェアで培ったノウハウを工場・作業場向けに開発したものがプロワークチェアです。
12段階の座面高さ調節が出来、折りたためるプロワークチェアは 工場家具 という新しいカテゴリーを築き、今もハードな作業現場などで広く愛用されています。
スライドする座面とテコの原理を応用し「座面高さを調整出来る折りたたみ椅子」というコンセプトを家庭向けに、よりスタイリッシュに、より機能を高めて開発されたのがベストワークチェアです。

ストッパー部分が進化

 1960年代よりル製造を続けているキャプテンチェアはオリタタミイスのベイシックスタイルを確立した商品と言える。
あれ?こちらのベストワークチェアは僕のとちょっと違いますね
高藤
ゴムの部分ですか?
はい。僕のはゴムにこんなギザギザ入ってませんね。
高藤
ベストワークチェアのストッパー部分も時代と共に仕様が変わっているんですよ。
今のストッパーはテカテカしていますね。
高藤
色々と仕様・素材を変えております。

ゴム素材ですが、素材成分の配合具合が難しく個体差が出来やすいのです。
配合加減でゴムが柔らかくなるとフレームへの食いつきが良くなり、使用時に座面の固定力が強くなりますが、その分摩耗が激しく、フレームへの移着(こびり付き)が発生することがあります。
逆に固くなると摩耗は減りますが、フレームへの食いつきが弱く、座面の固定力が落ちます。
ゴムは液状で金型に注入して整形しますが、同じ金型に注入されたゴムでも成分の偏りがあると柔らかいものと硬いものができてしまうことがあります
それらをふまえて試行錯誤を繰り返してきました。パイプと座面をテコの原理とゴム部の摩擦で保持する構造上、完全に滑りを無くす事にはまだ到達していませんが品質強度共に向上しております。さらなる向上を目指します。

国内生産へのこだわり

製造工程を見学させていただきましたが、日本製が中心なのですね。
高藤
現在のラインナップは殆どが日本製アイテムが中心です。
弊社内の製造ラインでの各種工程。そして近隣に多数所在する日本の高度な金属加工技術を持つ
協力工場での加工。そして弊社内でのアセンブリー加工等色々ございます。
長年の海外取引のノウハウから良いアイテムは輸入して扱います。

今後の展開などビジョンはありますか?
高藤
円高の影響もあるかと思われますが、現在アメリカを中心として海外への輸出量が増加しています。
家具といったカテゴリにとらわれず、音楽、天文学、福祉とジャンルを問わずニーズのある分野に販路を広げていければと思います。
本日はありがとうございました。